日々映画

映画を観て感じたこと

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「アンダー・ザ・ウォーター」マックス・ケストナー

北欧からのSF映画。 西暦2095年。海面上昇により危機を迎えている地球。世界を救うため、主人公は政府の命令で2017年にタイムスリップし、ある科学者の研究結果を入手する旅に出る。 タイトルと「世界を救えるのか!?」というキャッチフレーズから北欧タッ…

「夜に生きる」ベン・アフレック

監督、脚本、主演ベン・アフレック。 近年稀に見る素晴らしいギャング映画。 禁酒法時代ボストン。ギャングの世界を歩き始める警官の息子、ジョー。 裏社会で動く人と金。そこには裏切りがあり、殺しがあり、愛があり、人生がある。 いやあ本当に面白かった…

藍染工房「Rainy」

私事ですが、長野の藍染工房「Rainy」さんの新作、コースター&ランチョンマットを撮影致しました。‬ ‪昨年、Tシャツのプロモーションをやらせて頂いたのですが、引き続き、新作も最高です。 藍染にしか出せないこの絶妙な色合い、ぜひご覧ください。 ‪お買い…

「アンタッチャブル」ブライアン・デ・パルマ

ギャング映画界のスター的一本。 舞台はアメリカ、シカゴ。ギャングが世を支配する禁酒法時代。 ギャングのボスであるアル・カポネに立ち向かう4人の警官によるギャングアクション。 本当に大っ好きな一本。アメリカ、ギャングに支配された時代の街と人々。…

「バリー・リンドン」スタンリー・キューブリック

18世紀のヨーロッパを生きた一人の男の人生。これキューブリックなんですよね。 絵画のような、18世紀の情景。映像に酔いしれつつ、主人公の波乱な生きざまに惹き込まれる3時間。 初恋に破れ、祖国を離れ、戦争に行き、愛を知り、生きる。 淡々と語られる男…

「霧の中の風景」テオ・アンゲロプロス

テオの映画で一番好き。 美しいロードムービー。 ストーリーは至ってシンプル。父親に会うため家出した姉と弟。ふたりの危なかしくて美しい旅、人々との出会いが描かれる。 よくあるロードムービーの流れを捉えつつ、画面に釘付けになるような、静かで冷たく…

「パイロマニアック」エーリク・ショルビャルグ

ノルウェーからの一本。 舞台はノルウェーの片田舎。消防隊長の父を持つ主人公は兵役を終えて消防団に入隊。 任務をこなしていくにつれ、彼は炎に魅了され、その感性はだんだんと狂気を持ち、村を狂わせ始める。 ああ北欧映画!というテイスト。 晴れない空…

MV制作しました

私事ですが撮影、編集、監督をしたMVが公開されました。 可愛く仕上がってるので是非ご覧ください! https://youtu.be/6TIzfFTZuho

「LOVE」ギャスパー・ノエ

新作「クライマックス」がフランスで公開。(日本での公開日は今年予定。詳細は未定) とのことで彼の作品「LOVE」をレビュー。 美術学校で知り合ったふたりと、同じアパートに引っ越してきた1人の少女。独特な静けさと構図、目が回るように美しい官能の世界。…

「サンセット」ネメシュ・ラースロー

「サウルの息子」監督の最新作。こちらも劇場に足を運びました。 舞台は第一次大戦直前のハンガリー。主人公は亡き両親がかつて経営していた高級帽子店を突然訪れる。彼女が家族のことを探るうち、浮かび上がる裏社会。静かに深まる闇を美しく描いたサスペン…

「ROMA」アルフォンソ・キュアロン

Netflixで話題、アカデミー監督賞、撮影賞受賞の本作。映画館公開を聞いて飛んで観に行きました。 舞台は70年代のメキシコシティ。とある白人の家族とその家政婦。彼らの生活と、激動の時代と、数々の人生においての転機を美しく描く。 本当に素晴らしい作品…