日々映画

映画を観て感じたこと

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「不思議惑星キン・ザ・ザ」ゲオルギー・ダネリヤ

すごく好き。何回でも観たい映画。 オカルト界の代表映画とも、サブカルチャーのど真ん中とも言える一本だろう。 公開当時のソ連では驚異の1570万人を動員し、今でもこの映画のフレーズはロシア国民の間でネタとして扱われるほどの人気らしい。 さらに1986年…

「灼熱」ダリボル・マタニッチ

3つの時代 2つの民族 1つの愛 まだクロアチア紛争の悲劇の記憶が新しい国「クロアチア」からの一本。本当に好きな映画。物語は紛争勃発前夜、戦後、現代の3つの時代を生きた人間たちを描く。それぞれの時代を同じ俳優が演じるというかなり前衛的な描写。…

「GOMORRA(ゴモラ)」ロベルト・ サヴィアーノ

イタリア、ナポリのマフィア「カモッラ」の実態を映画化した本作。原作者が実際に命を狙われるほど"彼らに迫った"映画である。 描かれるのは組織の活動下で生活する人たちの生きざま。あまりに非日常なその世界は、当人たちにとっては紛れもない"日常"である…

「The Beguiled 欲望の目覚め」

「some where」のソフィアコッポラ最新作。 おなじみのエルファニング出演です。 "女性らしい狂気" そんな感じなんだろうな、とハラハラしながら鑑賞したものの、物語は途中で思わぬ方向へ動き出す。そこにあるのは嫉妬と狂気だけではなかった。愛や、恐怖、…