日々映画

映画を観て感じたこと

「COLD WAR あの歌、2つの心」パヴェウ・パヴリコフスキ

冷戦時下、ポーランドからの一本。

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ポーランドの舞踊学校で出会った、歌手志望のズーラとピアニストのヴィクトル。

忍び寄る戦争の影に隠れて愛し合う日々、亡命を余儀なくされたヴィクトルと世界を公演して回るズーラは月日と逢瀬を重ねていく。

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早稲田松竹で鑑賞。

現代モノクロはやっぱり良い〜!

音楽と舞踊、表舞台の華やかな情景をモノクロで見つめると、カラーとは違った鮮やかさが感じ取れる。

 

一見、"普通"に見える日常の中に描かれれ戦争の影にはこちらも思わず息を潜める。これが"冷戦"か...としみじみ感じる作品。

 

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月日と、距離と、冷戦という隠れた激動の時代を駆け抜けたふたり。

 

終盤のズーラが小さく口にした「なんてこと...」の一言の重み。

 

素晴らしい恋愛映画。