日々映画

映画を観て感じたこと

イタリア

「幸福なラザロ」アリーチェ・ロルヴァケル

イタリアから、神秘的な雰囲気を纏う1本をご紹介。 時は1900年代、イタリアの小さな農村。働き者の青年ラザロと村の人々は小作制度が廃止されたことを知らずに労働を強いられていた。ある出来事をきっかけに労働搾取が明るみになり彼らは外の世界を知ること…

「ドッグマン」マッテオ・ガローネ

イタリアギャング映画、歴史的傑作「ゴモラ」。 同監督の最新作が公開。 イタリアの海辺、さびれた小さな街。 犬と、離れて暮らす娘を愛しドッグサロンを営む主人公。 彼はそのお人好しな性格で街の厄介者に気に入られてしまい、気が付けば後戻りのできない…

「愛と銃弾」マネッティ・ブラザーズ

まだまだ上映中、ヴェネツィア国際映画祭で最優秀キャスト賞等を獲得した話題のイタリア映画「愛と銃弾」を観てきました。 なんとこちら、マフィア映画にしてミュージカル。まさに異色のエンターテイメント、という言葉がふさわしい。 映画館で観て本当に良…

「GOMORRA(ゴモラ)」ロベルト・ サヴィアーノ

イタリア、ナポリのマフィア「カモッラ」の実態を映画化した本作。原作者が実際に命を狙われるほど"彼らに迫った"映画である。 描かれるのは組織の活動下で生活する人たちの生きざま。あまりに非日常なその世界は、当人たちにとっては紛れもない"日常"である…