日々映画

映画を観て感じたこと

「灼熱」ダリボル・マタニッチ

 

3つの時代

2つの民族

1つの愛

 

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まだクロアチア紛争の悲劇の記憶が新しい国「クロアチア」からの一本。
本当に好きな映画。

物語は紛争勃発前夜、戦後、現代の3つの時代を生きた人間たちを描く。それぞれの時代を同じ俳優が演じるというかなり前衛的な描写。

豊かな自然と、音楽。入り乱れる人々の感情と愛。真っ黒い戦争の影。
この監督、本当にすごいと思った。悲劇のシーンの描き方、音楽の使い方には心の底から惹きつけられた。
俳優の演技がまた本当に素晴らしい。

繰り返すようだけど、これ本当に良かった。

 

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「神聖なる一族24人の娘たち」を表参道の小さな映画館で観たとき、この映画の予告が流れた。
私はそのときから惹きつけられて、もちろん映画館に観に行った。
正直、ここ数年で私はこれを超える映画をまだ観ていない。