「PARIS」セドリック・クラピック(2008)
5年ほど前、友人に紹介してもらってから何度も何度も観ている映画。
パリの街に住む人々の、それぞれの生活と、ささやかな愛と、絶望の物語。
綺麗で、だけどそれと同じくらい淀んでいるパリの街。
市場で交わされる会話、窓から眺める町並み。
淡々と進む様はまさにフランス映画でありながら、そこで語られるのは純粋なようでいて、とても複雑なそれぞれの愛のかたち。
音楽もかなり良かった。
パリの街でで流れる、WAX TAILORのSeize The Day という曲。
本当にこの映画によく合っていて、これを聴きながら見るパリの街はまた少し違った顔を見せた。