日々映画

映画を観て感じたこと

「BULLY」ラリー・クラーク

先日「アメリカン・アニマルズ」を観たので、便乗して若者による犯罪映画を一本。

 

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アメリカで実際に起きたティーンエイジャーによる殺人事件を映像化した作品。

サーフィン、セックス、ドラックに溺れ、自由奔放な仲間とつるむ日々。そこに彼らの、様々な感情は遊び半分から、時に実際の狂気になる。 

 

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アメリカの若者たちと街は観ていて気持ちが良いものだ。

また写真家でもあるラリー・クラーク監督の描写は最高。廃れた雰囲気が芸術的に描かれて、どこを切り取っても素晴らしい。

 

重いテーマでありながら、若者独特の危なかしい感情が淡々と綴られて飽きない。

さらに言うと、犯罪映画でありながら抑揚が激しすぎなくて、疲れずに観れる。

 

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そして豪華な俳優陣。「ファニーゲームUSA」や「ラストデイズ」のマイケルピットに、「顔のない天使」、「ターミネーター3」のニックスタールなど、本作出演後、有名になる俳優が揃って出演。(みんな若い!)その演技ときたら素晴らしい。

 

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ドラック映画、犯罪映画好きな方是非。

淡々とした雰囲気が好きな人にもオススメ。