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映画を観て感じたこと

「ゼロの未来」テリー・ギリアム

鬼才、と名高いテリー・ギリアム監督作品。f:id:lavender-photo7991:20191024185342j:image

 

近未来。プログラマーの主人公は電話を待っている。彼の仕事はゼロの定理を解明すること。

家に篭りがちな彼の周りを取り巻く社長の息子や憧れの美女。彼が本当に解明しようとしているのは何なのか?

 

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一応ジャンルはSF映画のようで、レビューも賛否両論の今作。

 

私の意見。これ、どう考えてもカルト映画だろ笑。途中から普通にドラックムービーかと思ったわ笑。

 

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近未来の描写は素晴らしい。散らばるネオンと、電子広告、最先端の街に垣間見られる古い建物。怪しい雰囲気。貧富の差を広げながら発展した街、という印象の美しい描写。

 

登場人物たちの感情と表情が希薄な分、彼らの奇行はそれを表現する手法のようだ。

 

主人公は孤独。

を、認めようとしない。ように見える。

変な映画だが、比較的軸はしっかりとしている。主人公は何かを求めてもがいている。それはゼロの定理ではないようだ。

 

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素晴らしい色彩と凝った描写。

オカルト好きが食いつきそうな異次元空間も垣間見れる。

宇宙の描写も多く、個人的にはかなり好き。

 

余談ですが一瞬ベン・ウィショー出てます笑。

オカルト、カルト好きにぜひ観てほしい。

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