日々映画

映画を観て感じたこと

「ネイキッド」(1997)

こちらはイギリス映画。 独特の世界観で、ドラック映画を連想させられたが、もっと純粋で、愛とは何かを問いかける映画。 単純な恋愛とかではなく、生活の中で何を大切にして生きるのか考えさせられる。 登場人物たちはみんなどこか不器用で、それでも必死に…

「聖者の谷」ムサ・サシード(2012)

インド、カシミール地方からの一本。広がる山脈に湖。湖上で交わされる静かで貧相な生活。聞こえるのは小さなボートの、水を掻く音。インド映画とは思えないほど静かで神聖。 「父は言った『ここは聖者の谷だ』と僕は感謝した」 このフレーズが印象的。白く…

「神々のたそがれ」アレクセイ・ゲルマン (2013)

原作はストルガツキー兄弟のSF小説。 制作に15年かけたアレクセイ・ゲルマンの遺作。 とにかく物凄いものを見せられたという感じだった。汚い、辛いを圧倒的な映像美で見せられる3時間。 ガスに包まれた惑星、そこら中の泥水、鼻をすする音、権力を蔓延らせ…