日々映画

映画を観て感じたこと

「さよなら、人類」ロイ・アンダーソン

スウェーデンの鬼才、ロイ・アンダーソン散歩する惑星」「愛おしき隣人」に続く最新3作目。

 

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面白グッズを売り歩く、冴えないセールスマンの男2人。彼らと、その周りに生きる人々の、人生の何気ない一コマ。

 

カラー、構図が良い。まさに北欧映画、と言えるであろう色素の薄い街並みと、シュールな構図。もちろん常に曇り空。

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ふふっと笑ってしまうようなシュールな場面が、淡々と続いていく。それはレイモンドカーヴァーやクセニヤメルニクといった類の短編集を読んでいるような感覚と似ているように思える。

 

北欧コメディ。不思議な一本。